ふくしま里親相談センター

里親制度の社会的背景

なぜ、いま里親制度が
必要なのか

さまざまな事情により、実の家庭で暮らすことができない子どもたちがいます。
その理由は一つではなく、病気や経済的な問題、家庭環境などがありますが、子ども自身に責任があるものではありません。
日本では長く、こうした子どもたちは施設で育てられてきましたが、近年は「できる限り家庭に近い環境で育つことが望ましい」という考え方が重視されるようになっています。
里親制度は、その考え方を社会の仕組みとして支える制度の一つです。

日本と海外の
社会的養護の違い

日本では、社会的養護を必要とする子どもの多くが、現在も施設で生活しています。
一方、欧米諸国では、里親など家庭で育つ仕組みが社会的養護の中心となっています。
こうした違いには、歴史や制度、文化的背景がありますが、日本でも近年、家庭的な環境で育つ選択肢を広げる取り組みが進められています。

里親制度について、
よくあるイメージ

里親制度については、実際の制度とは異なるイメージを持たれることがあります。
ここでは、よくあるイメージと実際の姿を簡単に紹介します。

必ずしも養子縁組が
前提ではありません

里親制度には、養育里親や専門里親、親族里親など、子どもの状況に応じたさまざまな関わり方があります。

里親は、特別な家庭だけの
ものではありません

登録されている里親の中には、子育てを終えた世代や、夫婦二人で暮らしている世帯など、多様な家庭があります。

社会全体で子どもを支える
という考え方

里親制度は、里親家庭だけで成り立つものではありません。
医療、福祉、児童相談所、地域の関係機関が連携し、社会全体で子どもを支える仕組みです。
里親家庭が地域の中で安心して子育てができるよう、関係者や関係機関が連携し、相談しながら支える体制を「チーム養育」と呼んでいます。

乳児院・児童養護施設

県内の児童養護施設には里親支援専門相談員が配置されています。里親支援専門相談員と連携・協力し、里親の相談対応や里親が参加するサロンなどの企画・運営を行います。

里親会

県内の登録されている里親で構成されている団体です。里親同士が交流したり、情報交換をしたり、互いに助け合いながら活動しています。

児童相談所

里親登録や里親・里子の支援など里親制度全般に関する支援を行います。

地域の関係機関

保育施設、学校、こども家庭センターなど、こどもの地域生活での見守りを行う機関があります。これらの機関と連携していく必要があります。